電子書籍って流行るの?電子書籍市場の今

板羽宣人

著者:板羽宣人

更新日:2014.2.6

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ICT総研は、2012年度の電子書籍コンテンツ市場を729億円と発表しました。
この729億円という金額ですが、市場規模として大きいのでしょうか、それとも小さいのでしょうか?
出版科学研究所が2012年度の書籍・雑誌の推定販売金額を1兆7,398億円と発表しました。
これをもとに計算すると書籍・雑誌市場のわずか4%しか電子書籍市場が占めていないことになります。
これだけ見ると、電子書籍ってまだまだなんだなと思われる方が大半だと思います。

しかし、皆さんも一度は何らかの形で電子書籍を読まれていると思いますし、周りの見てもちらほらとスマホで読書や漫画を読んでいる友達の姿を見たことがあるのではないでしょうか。

記事:電子書籍のよいところ

こちらの記事で書かせていただいたように電子書籍には紙の書籍にはない便利なところが多数あります。
そして、テクノロジーが進化するとともに、ますますその便利さは増していくことが安易に予想されます。
紙から電子へ。この流れはもはや止められないものであることは皆さんも体感されているのではないでしょうか。

電子書籍市場規模推移グラフ

こちらの図はインプレスビジネスメディアが発表した国内電子書籍市場の推移グラフです。
10年ほどまえからすでに電子書籍市場があったことが分かります。
2011年まではオレンジのガラケー向けの市場が大半を占めていたことが分かります。
しかし、2012年になり、ピンクのスマホ・タブレット向け市場が逆転します。
2012年はガラケーからスマホへの移行が一気に進んだ年です。
そして、楽天koboイーブックスストアがオープン、Googleブックス、Kindleストアが日本語書籍の販売を開始し、一般消費者に電子書籍の認知度が拡大した年でもあるのです。

2013年度以降はタブレット端末の普及と、電子書籍ストアの整備がさらに進むことにより、市場は急速に拡大すると見込まれています。
電子書籍コンテンツ市場全体で、2013年度に1050億円(2011年度比1.5倍)、2017年度には2390億円(同23.3倍)に達すると予想を立てています。

電子書籍市場規模予測

日本の電子書籍市場は現段階ではまだ大きいとは言えませんが、米国ではすでに大手出版社の国内売上のうち、電子書籍が占める割合は30%近いと言います。
こうしたデータを見ると近い将来、日本でも同様に電子書籍市場が伸びていくことが想像できます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

著者プロフィール

板羽宣人

板羽宣人

株式会社ベビログ 代表取締役。1974年生まれ。地方公務員を8年勤めたのち2006年起業。ECサイト、地域コミュニティサイト、ブログメディアなどホームページを自社運営する一方、その運営ノウハウをもとに、企業のコンサルティングを請けおっている。ウズウズ出版代表。著書として「個人事業・中小企業者のための売れるホームページに必要なたった3つのポイント」「閉塞感のある君へ。こっちへおいでよ。 人とつながって情報発信するコミュニティ型生き方の秘訣 」(共著)がある。

→ 板羽宣人 の投稿一覧

まずはあなたのご要望をお聞かせください。
ウズウズ出版スタッフが懇切丁寧に
相談に応じさせていただきます。

メールでのお問い合わせはこちら


Warning: Invalid argument supplied for foreach() in /home/xsvx1019417/wsx2.net/public_html/publishing/wp-includes/script-loader.php on line 2876
↑ ページトップへ