ゴーストライターではありません。

松永 弥生

著者:松永 弥生

更新日:2014.3.10

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ニュースで、“ゴーストライター”という言葉を耳にする機会が増えました。私は「へぇ、音楽業界にもゴーストライターっているんだなぁ」と思いました。今回の件で、初めてゴーストライターという言葉を知った人もいらっしゃるでしょう。
先日、名刺交換をした際に自分の仕事を伝えたら「ゴーストライターなんですね!」と言われてちょっとアセってしまいました。

私は、ウズウズ出版から出版される本の原稿を添削しています。これまで「知恵の共有シリーズ」は、1冊をのぞいてすべて私が添削してきました。著者の方がびっくりするくらいに、赤字をいれたこともあります。

校生例

原稿添削の例

著者の思いが読者に伝わりやすくなるように、読みやすい文章になるように、あいまいな言い回しがなくなるように……と思い、添削しています。けれど、私が文意を変えることはありません。私の赤字を最終原稿に反映するか否かも著者に決定していただきます。
原稿の執筆者はあくまでも著者であり、私はサポートをしているにすぎません。

一方で、ウズウズ出版にはセミナーから書籍原稿を書き起こすサービスや、著者は話すだけで原稿が完成する「ウズウズ出版の完全おまかせパック」があります。
その場合は元原稿がないのだから、ゴーストライターになるのでは? と考える方もいらっしゃるかもしれません。

私の考えは少し違っていて、やはり原稿は著者のものだと思っています。

そもそも、ゴーストライターってなんでしょう? ウィキペディアで「ゴーストライター」を調べると、面白いエピソードがでてきました。

・某アイドル歌手がエッセイ集を出版したとき、ラジオのパーソナリティに「どんな内容を書いたの?」と質問され「まだ読んでないからわからない」と答えてしまった
・某有名ゴーストライターは、A4用紙4枚の資料だけで本を1冊書き上げた

こうした本であれば、ゴーストライターが執筆したといってもいいかな、と私も思いました。ここまできたら、「創作」ですよね。私にはとうていできない仕事です。
ウズウズ出版のおまかせパックは、上記のようなものとは、全く違います。

おまかせパックのご依頼をうけた時は、ライターがインタビューに伺います。どんな本を出版したいのか、誰にむけて本をだしたいのかをヒアリングいたします。テーマと目次構成を明確にしてから、著者の方に何時間もかけてインタビューをいたします。
インタビューを元に1稿を書き起こし、著者にチェックしていただきます。必要に応じて追加・修正をしていただき、場合によっては再インタビューをすることもあります。ライターが書き起こした文章が、筆者の伝えたい思いに沿っているか、納得のいくまで確認いただき二人三脚で原稿を仕上げます。
著者を置いてきぼりにして、原稿が完成することはありません。
本を出版する際に大切なのは、コンテンツです。どんな思いや考え、情報を誰に伝えたいのか。文章を書き慣れている方、時間に余裕のある方でしたら、ご自分で原稿を執筆されるのが一番いいと思います。

けれど、ご自分でビジネスをされている多くの方は、本業が忙しく時間に追われていらっしゃいます。また、「話すのは得意なんだけど、文章を書くのはなかなか………」という方もいます。「伝えたいことはあるんだけど、上手に言葉にできない」という方もいらっしゃいます。

私たちは、そうした方のお手伝いをいたします。著者が語った言葉を、整理整頓してテキスト化してゆきます。そうやって完成した原稿は、やはり著者のものだと私は思います。

ヒアリング

ヒアリング

私達は、おまかせパックを選んでくださった方が「自分の伝えたかったことが本になった!」と満足していただけるよう全力でサポートいたします。不安な点やご不明な点があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール

松永 弥生

松永 弥生

大阪在住のフリーライター(PN:三月兎)。1965年生まれ。印刷会社でDTPに携わりながら、独学でDB、プログラムを学びプログラマに転職。2000年からロボットコンテスト観戦を始め、後にイベントレポートや動画で情報発信を行うようになり、編集部からの依頼でライターデビュー。関西のRT(ロボットテクノロジー)関連ニュースをメディアに発信。また、ロボットキットのレビューや、プログラミング記事も得意とする。今、一番の関心は電子出版。著書として「ビジネスにつながる電子書籍出版: 企画構成から原稿の書き方まで、ライターがズバリ教えます! 」 (ウズウズ出版 知恵の共有シリーズ)がある。

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